No.2

昼食に案内されたレストランはいい雰囲気ながら味は最悪。今回No.1の外れでした。H観光さん、頼みますよ。民俗楽器によるアンサンブルは楽しかったが、この人たち、鳩笛で結構儲けていたなあ。日本円で1500円なんてロシアでは大金ではないか。


ロシアの食事はゆったりしていて2時間は見ないとコースが終了しない。午後にエルミタージュ美術館を控え、コーヒーをもらえない人もいたがやむなく移動。


ここの運転は非常に荒っぽく危険。車はアウディのような高級車も泥まみれで、ぶつけられてへこんでいる車もかなり多い。この写真の場所はどういう訳か信号がなくいつも混乱している。なぜ信号をつけないのか?エルミタージュ美術館にバスで移動中、案の定事故現場に遭遇した。


エルミタージュ美術館に到着。世界三大美術館のひとつ。広島県は第2次世界大戦で多くの人が犠牲になったという共通点を持つサンクトペテルブルグ市とつながりを持とうとし、エルミタージュ美術館の分館を広島に作ろうと計画している。今回の広響ロシア公演もこの一環。今年はサンクトペテルブルグの街の建設が始まって丁度300年。建都300周年記念のイベントの一つでもある。収蔵品の数は8万点。そのごく一部しか展示されていない。またそのコレクションのレベルも相当に高い。建物自体が宮殿で、内部も非常に壮麗で美しい。
ガイドのナターシャさんは、日本語で膨大な量の解説を暗記して解説してくれる。説明がなければ見落とすであろうことも多い。例えば絵だと思っていたものが実はモザイクだったり石のはめ込みだったり。
日本人は概して印象派が好きだが、私もその一人。最後の自由時間にルノアールなどを堪能した。写真もたくさん撮ったが、この美術館で最も価値が高いものの一つ、レオナルド・ダ・ヴィンチの「ベアヌのマドンナ」をご紹介しましょう。

ガラスに反射していまいちよく見えないが、やはり他の絵画と異質の際立った存在感があります。


これは、エルミタージュ美術館2階から宮殿広場とその中央に立つアレクサンドルの円柱を写した写真です。

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