running club

<これまでに出場したマラソン大会とタイム>

2005年
1月30日 館山若潮マラソン 3時間51分57秒 走り始めて4か月で初マラソン。
4月17日 かすみがうらマラソン 3時間46分33秒 3時間44分26秒(ネットタイム)
11月13日 揖斐川マラソン 3時間34分24秒

2006年
1月29日 勝田マラソン 3時間27分23秒
4月16日 長野マラソン 3時間44分38秒
11月26日 つくばマラソン 3時間36分39秒 3時間34分3秒(ネットタイム)

2007年
2月18日 東京マラソン 3時間51分59秒 雨と猛烈な寒さでレース後しばらく震えが止まらず。
4月15日 掛川・新茶マラソン 3時間45分17秒 終盤のアップダウンがきつかった。
11月25日 つくばマラソン 3時間43分36秒

2008年
3月2日 篠山ABCマラソン 3時間29分42秒 3時間25分57秒(ネットタイム)
5月25日 洞爺湖マラソン 3時間19分22秒

2009年
2月1日 紀州口熊野マラソン 3時間26分39秒
3月22日 東京マラソン 3時間28分26秒 3時間25分2秒(ネットタイム)
6月7日 千歳JAL国際マラソン 3時間18分08秒 3時間17分46秒(ネットタイム)自己ベスト!

2010年
1月31日 愛媛マラソン 3時間25分55秒

2011年
2月20日 海部川風流マラソン 3時間29分35秒 3時間29分26秒(ネットタイム)

2012年
2月26日 そうじゃ吉備路マラソン 3時間38分26秒
12月23日 加古川マラソン 3時間28分54秒 3時間28分29秒(ネットタイム)

2013年
3月24日 板橋Cityマラソン 3時間27分12秒

2014年
2月9日 愛媛マラソン 3時間23分22秒 3時間23分9秒(ネットタイム)
5月25日 黒部名水マラソン 3時間28分19秒 3時間28分6秒(ネットタイム)
11月23日 大田原マラソン 3時間27分47秒 3時間27分13秒(ネットタイム)

2015年
1月25日 勝田全国マラソン 3時間29分0秒 3時間28分1秒(ネットタイム)
4月19日 かすみがうらマラソン 3時間28分43秒 3時間26分46秒(ネットタイム)
11月15日 第一回さいたま国際マラソン 3時間28分36秒

2016年
2月28日 姫路城マラソン 3時間23分51秒(ネットタイム3時間23分47秒)
6月5日 千歳JAL国際マラソン 3時間21分52秒(ネットタイム:3時間21分41秒)
12月18日 防府読売マラソン 3時間28分20秒(ネットタイム:3時間27分33秒)

2017年
2月19日 高知龍馬マラソン 3時間23分41秒(ネットタイム:3時間23分36秒)
11月23日 大田原マラソン 3時間36分15秒(ネットタイム3時間35分57秒)

2018年
2月18日 北九州マラソン 3時間27分18秒(ネットタイム3時間27分0秒)

全部で31大会。
ホームページをざっと見て、フルマラソンのみ書き出した。
ハーフマラソンなどは除いている。
ざっとしか見ていないので、見落としているものがあるかもしれない。

2010年から2013年あたりは、趣味は山がメインで、マラソンは冬に一度走ればいいと思っていた。
ざっと見ても、書いてあることの半分ぐらいが山のことで、本当によく山に登っている。
最近は登山意欲はやや衰え、同じ山に登る気がなくなっている。
誰かを案内して楽しんでもらうということなら、同じ山もいいかもしれない。

私はこれまでマラソンで、4時間以上かかったことがないし。一度も歩いたことがない。
2012年の加古川マラソン以降7レース連続で3時間半を切っている。
2008年以降、15レース中3時間半以上かかったのは2012年のそうじゃマラソンのみ。
ただ、3時間半という目標は実力に対してぎりぎりで、右股関節のこともあるし、今後は目標を下げるかもしれない。

2008年から2009年は本当にマラソンにはまっていて、相当に走り込んでいた。
あの時と同じ練習はもう今後はしないだろうなと思う。
自己ベストの千歳マラソンのように最初から最後まで1km4分40秒で走るということは、今の自分には想像できない。


現代人の多くが運動不足。そしてそれが原因で低体温症になっています。起床時36度以上、夕方36.5度以上あれば正常、それ以下なら低体温症です。最近癌による死亡率が高くなってきている要因の一つがこの運動不足による低体温症だと思われます。癌細胞は35度で最も繁殖し、39.3度で死滅します。つまり高い体温を維持することが癌の予防になるのです。また、低体温症は老化、肥満の原因になり、これらは生活習慣病へとつながります。私はこれまで、登山をしたり、片足1.5kg、片手500gと結構重い重りを巻いてのウォーキングなどをしてきましたが、結局ランニングを始めるまで低体温症が治りませんでした。ランニングは低体温症解消の特効薬です。それだけではありません。毎日少しでも走っていると体が活性化され元気になります。ランニングのいちばんの利点は短い時間でも効果があるということです。僅か15分でもOK!同じ効果を得るためにはウォーキングなら1時間から2時間も必要です。それほど時間に余裕のある人は少ないでしょう。
実は私がランニングを始めた理由は、本番での緊張感の緩和でした。結局緊張はするのですが、その後脈拍が元に戻るのが早い、本番を終えてもそれほど疲れていない、疲労により集中力が途切れミスにつながるということがなくなった、などなど様々な効果が得られました。
しかしまさかフルマラソンに出場するほどはまるとは思いませんでした。走ることが楽しくて仕方ない。ランニングハイの気持ちいいこと!このままずっといつまでも走っていたい。これはある程度走りこんだ人にのみ経験できることです。
さすがにフルマラソンはあまり体にはよくありませんが、無理に速く走ったり長距離を走ったりしなければランニングはいいことばかりです。ぜひ皆さん走ってみてください。病み付きになるはずです。そのうちどこかの大会でご一緒しましょう。(2005年5月18日)

<太り気味のあなたへ> 2006年1月31日
以前とある保育園の卒園記念写真を30年分見たことがあります。太り気味の園長さんの頬は徐々に顔から分離され、垂れ下がっていっていました。頬に肉が余っている限り、あなたも同じ道をたどるでしょう。しかしこれは宿命ではありません。そこに余分な肉がなければ垂れ下がることはないのです。肥満が諸悪の根源であることは新聞、テレビなどあらゆるメディアを通じて知っているはずです。なのになせあなたは肥満でありつづけるのですか?肥満は老化の原因です。私の友人であるあなたに老化の兆候が見られるというのは悲しいことです。老化をできるだけ遅らせ、いつまでも若々しく、健康で、元気に過ごしたいのなら、痩せるより他に方法はありません。現在科学的に唯一証明されている老化防止の方法はカロリー制限です。あなたが今太っているということは、消費カロリーよりも多くのカロリーを摂取しているということです。そしてこの余分なカロリーが老化の原因なのです。
最近体がだるくないですか?朝やる気が出ないことはないですか?風邪を引きやすくないですか?体が重いと感じることはないですか?冷え性ではないですか?冬が耐え切れないほど寒いと感じませんか?夏が耐え切れないほど暑いと感じませんか?全てはカロリーオーバーと運動不足が原因です。
間食もジュースも百害あって一利なし。1日3食、ご飯は1杯。それ以上食べる必要はありません。運動しないのならさらに減らさなければなりません。油物は控えましょう。魚と野菜を中心にしましょう。散々言われていることですが、重要なことです。好みは心がけ次第で変えることができます。
健康を維持するためには運動が不可欠です。風邪を引きやすいというのは免疫力の低下を意味しています。免疫力を向上させるには運動するしかありません。そして、はっきり言いましょう。ウォーキングはよほどの早歩きでなければ運動にはなりません。ウォーキングで痩せるというのはかなり難しいことです。自分の周りのウォーキングしている人とランニングしている人を比較すればそれは明らかでしょう。10分でいいから走ってみましょう。1km7〜8分という、早歩きの人に追い抜かれるぐらいの超スローペースでいいのです。これを続けるだけでも随分体の調子が違います。シューズは先日発売されたばかりのナイキ・エアマックス360をお勧めします。もちろん女性用もあります。驚くほどクッション性がよく、これで超スローペースで走れば、よほど100kgを超えるような人でなければ膝を痛めることはないと思います。
生姜湯は体を温め活性化してくれます。恐らく基礎代謝を上げダイエットにも効果があると思います。香醋を含めた黒酢も体を元気にしてくれます。これもダイエット効果があります。アミノ酸の量を細かく表示してあることと、アミノ酸の総量が多いということが重要です。値段が安く、しかもアミノ酸の総量が十分に多いという理由で、マツモトキヨシで販売されているミヤマ漢方製薬の香醋をお勧めします。1か月分僅か735円程度です。サプリメントではαリポ酸とLカルニチンが、共に体を活性化し、脂肪をエネルギーに変えてくれるためお勧めです。いずれもDHCの製品が安くて効果も強く、お勧めします。
あなたがいつまでも若々しく、健康で、元気でいてくれると私はうれしい。自分だけの問題ではないのです。自分の調子がいいと、周りにも自然と幸せを与えることができるのです。ぜひこの機会に、上記のうち一つでも取り入れてみてください。

<エアマックス360でランニングライフ> 2006年2月2日
ステップ1
エアマックス360を購入。うーん、格好いい!ド派手なオレンジか、堅実なブルーか、さてどちらにしよう。ホワイトもあります。
ステップ2
普段のシューズとして使用。クッション性がすばらしく、歩いていて楽しい。
ステップ3
荷物を持っていない時にちょっとだけ走ってみる。クッションが気持ちいい!
ステップ4
よし、ちょっと走ってみるか。10分ほどゆっくりと。
ステップ5
いつもゆっくりじゃつまらない。今日は途中少しだけ速く走ってみよう。
ステップ6
何だか走らないと気持ち悪くなってきた。気が付いたら雨の日以外は毎日走るようになっていた。

その結果
何だか最近元気だ。
そういえば風邪を引かない。
肌の艶がいい。
若返ったような気がする。
真冬なのにあまり寒く感じない。
そういえば昔眠れないなんてことあったなあ。
記憶力、判断力も以前よりいいぞ。
結構たくさん食べているのに痩せてしまう。

という具合に、いいこと尽くめです!
皆さんもぜひ!

私が朝食前とランニング前、1日2回行っているストレッチ、ウェイクアップ体操、7秒法、筋トレをご紹介します。(2005年6月1日)

<ストレッチ>
1.壁押し
アキレス腱を片足30秒ずつ伸ばす。
2.前屈
まず普通に前屈。その後左右の足をクロスして、それぞれ30秒。太腿後ろ側のハムストリングスという筋肉が伸びていることを意識する。
3.片足を手で後ろに引っ張り上げ、かかとをお尻につけてさらに持ち上げる。左右30秒ずつ。太腿前部が伸びていることを意識する。
4.片足を大きく前に出し、後ろの足は膝が床につくぐらいまで伸ばす。
5.四股
片足を90度以上持ち上げ、そこで3秒静止。それから下ろして深く四股を踏む。左右数回ずつ。

<ウェイクアップ体操>
1.踵上げ。15〜20回程度。
2.歩くようにして床を踏む。15〜20回程度。
3.軽くスクワット。20回程度。
4.腕をまっすぐ限界まで上に振る。その後限界まで後ろに。腕振り。20回程度。
5.肘を後ろに強く引く。そのことによって逆の腰が自然と前に出ることを確認する。20回程度。

<7秒法>
1.両手で互いに強く押す。ここからは全て7秒。全力の6割から7割程度の力で。
2.両手を電車の連結部のように組み、強く引っ張る。
3.椅子に座って足をくるぶしあたりでクロスし、下の足は上に強く、上の足は下に強く押す。左右。
4.両手で片足の膝を押さえ、強く押す。足は強く上に上げる。左右。
5.四つんばいになり、右手と左足を真直ぐ伸ばす。逆も。

<筋トレ>
1.フルスクワット
手は頭の後ろで組み、お尻が踵につくまでスクワット。ここからは楽なものを除きもう駄目という限界までやる。
2.ハーフスクワット
片足で立ち、立っている足の方の手で前方の床に触れ、また元の姿勢に戻る。片方5回で交互に数十回。
3.腕立て伏せ
膝をついてもよい。
4.両手を肘まで床につき、足はつま先で支え、お腹は床すれすれのところで静止。そこからお尻を持ち上げる。
5.腹筋
ランニング用のため、角度は30度程度まで。
6.片足を大きく踏み出し、そこから元の位置に戻る。
7.バーピー
真直ぐ立った姿勢から床に両手をつき、両足を後ろに踏み出し、両足を元の位置に戻し、元の姿勢に戻る。

これだけやっても所要時間10分程度。しかしその効果は絶大です。筋肉をつけるためには直後に良質のたんぱく質を摂取するのが理想的。お勧めは納豆です。もちろんプロテイン入り牛乳でも構いません。ダイエットのためには朝食前をお勧めします。朝体の筋肉を目覚めさせると1日活発に活動してくれます。ダイエット効果だけでなく、日々を元気で活力一杯に過ごせます。ぜひお試しください。


<2006年4月16日 長野オリンピック記念長野マラソン>
ゼッケン 3098
高尾 哲也
総合男子
10km: 50:07実
25km: 2:02:07実
30km: 2:29:32実
Goal: 3:44:38実
時刻:12:19:38実

前回あれぐらい走れたので、それが自分の実力だと思っていたら大きな間違いだった。
15km付近ですでに右足外側に痛み。
だましだまし走っていたら今度は20km手前で肝臓付近に痛み。
疲れるのが早すぎる。
徐々にペースを落とし、最後の方は歩いていないだけと言ってもいいほど。
情けない。
要するに練習不足。
特に長い距離の練習が決定的に足りない。
レーサー2を本番で使用したいのなら、1ヶ月前ぐらに一度レーサー2でレースペースで30km走るべきだ。
それができないのならカタナ・ケージで走った方がいい。
今回もケージで1km5分ペースで走った方が結果は良かっただろう。
根本的に考えを改めなければならない。
君はフルマラソンを甘く見すぎている。

特に序盤はものすごい応援。
長野市民の半分は応援しているのではないかと思うほどである。
太鼓、吹奏楽部などの応援も多い。
それに一人一人が一生懸命大きな声で応援している。
そういう意味でこれまで走った中ではNo.1の大会である。

景色もすばらしい。
遠くの山脈に雪が残っている。
桜は2,3分咲き。
あそこの桜は満開だと思ったら梅だった。
のどかな景色の中を走るのは何とも気持ちいい。
ただし景色を楽しむ余裕があったのは序盤だけであった。

雨または雪というから準備したのに、晴れたよ。
もちろんその方がいいのだけど。
最初は気温が低く、ロングスリーブシャツとロングタイツ、防水の帽子と防水の手袋。
手袋は万が一雨が降ったらということで持って行ったのだが、2kmですでにお役御免。
ロングスリーブシャツは30km付近で脱いで腰に巻きつけた。
朝は3月初旬並み、昼は4月下旬並み。
調整が難しい。

ひょっとして、前回と今回の差は、直前1週間のトレーニングの差ではないだろうか。
今回はレーサー2で8kmを1km4分台を並べて走った。
これが負担が大きすぎたのではないだろうか。
前回は違和感の関係でかなり負荷の小さい練習だった。
それで今回よりも足がずっと元気だったのではないだろうか。

<筋肉痛>
フルマラソン後3日。
大分足の痛みが引き、普通に歩けるようになってきた。
翌日は階段の上り下りも普通に歩くのも辛い状況。
翌々日は階段の上りは大丈夫だが下りがきつい。
今日は下りも大丈夫。
今回のレースは、痛みが出るのが早すぎて嫌になってしまった。
長距離練習はエアマックス360で2時間20kmのLSDと思っていたが、実際にはレースで履くシューズで25kmから30km走らないといけないようだ。
レーサー2でその距離を走ると足を痛めてしまう危険性がある。
ということはレーサー2は私には分不相応なのだろうか。
1kmでケージと5秒違う。
フルマラソンでは3分30秒の差になる。
これは大きい。
しかし、もし途中で足を痛めて失速すればこれぐらいの差はすぐに逆転する。
どちらにすべきか悩ましい。

<日焼け>
顔と手に最も強い日焼け止めを2度塗ったのだが、それでも日焼けした。
腕には時計の痕がついている。
ロングタイツと靴下の間にも塗るべきであった。
風呂に入ると痛い。
耳なし芳一状態である。
顔や手は痛くないということは、日焼け止めの効果はあったということだ。

<練習>
もちろん今回も帰宅後練習した。
特に支障はない。
足が痛いだけである。
私は音楽家なので、当然のことながら練習が最優先。
たまに走ることを優先したいという欲求に駆られるが、この原則は厳守する。


<2006年1月29日勝田マラソン>



ゼッケン 2558
高尾 哲也
マラソン男子
HALF: 1:39:06実
GOAL: 3:28:34実
NET: 3:27:23実
時刻:14:28:34実

フルマラソン参加人数 5132人
種目 フル男子40歳代
種目順位 272位
マラソン男子総合 723位

0〜5km    24分11秒 1km4分50秒
5〜10km   22分29秒 1km4分30秒
10〜15km  22分45秒 1km4分33秒
15〜20km  23分15秒 1km4分39秒
20〜25km  23分44秒 1km4分45秒
25〜30km  24分41秒 1km4分56秒
30〜35km  25分51秒 1km5分10秒
35〜40km  27分50秒 1km5分34秒
40〜42.195km  12分36秒 1km5分44秒

35kmからのタイムがひどい。完全に死んでいる。5kmから25kmが実力に対して明らかに飛ばしすぎだ。今回は1km4分55秒でいくはずだったのに、5km〜10kmは1km4分30秒。こんなペースで持つわけないのに、どうしてこんなに速くなってしまったのか。これは新しいシューズ、カタナ・レーサー2の影響が大きい。このシューズは確かに軽く、速く楽に走れるが、地面からの衝撃がダイレクトに足に来る。重さによる疲労はないが、衝撃による筋肉へのダメージは大きい。あまりに軽く、楽に走れるため、自然と速くなってしまうのだが、その疲労は後から来る。しかし恐らく今回前回と同じようにカタナ・ケージで走っていれば3時間半は切れなかったと思う。危険なシューズでその負の側面も出てしまったが、これは使い手の問題。上手く使いこなせればもっと楽にいい結果が出たはずだ。
やはり長距離練習ができていないつけが後半に出た。長い距離を走ると足に違和感が出てしまうという問題があったが、今回いいシューズを手に入れた。ナイキ・エアマックス360である。このシューズのクッション性は凄い!できればこのシューズで週1回2時間のLSDを取り入れたい。長距離練習をきちんとすれば、またLSDをきちんとすれば、後半をもっと楽に走れるはずだ。今回は後半が本当にきつかった。長距離練習ができなかったことと、前半飛ばしすぎたことを反省し、次に生かしたい。
ともあれ、何とか目標である3時間半を切ることができた。1km4分30秒でずっと走れば3時間10分。これぐらいのタイムが出ればうれしいだろうが、ちょっときつい。とりあえずタイムはこれぐらいでいいや。日々体にいい範囲のランニングをし、できるだけ3時間半程度のタイムは維持したい。ランニングは体にいいということが第一。
<健康ランニング宣言>
私は記録よりも健康を優先しランニングすることをここに宣言します。

<調整>
今回のマラソン1週間前からの調整は、左足首違和感など足全体がかなり疲労していたため距離を短く、負荷を軽くしたのだが、どうやら軽すぎたようだ。特に、2日前と前日、定期演奏会本番と松江での指導のため走れなかったのだが、休みは1日だけにした方が恐らくよかったのだろう。以前書いたとおり、1週間前から3日前までは8km、2日前は5km、前日休みというのが理想的な距離だと思う。「足はやや重めに仕上げた方が後半に粘りが出る。」と言うが、今回は足が軽すぎた。それで前半スピードが出すぎ、後半は失速した。1週間前からの調整が軽すぎたということも、今回の後半失速の原因だと思う。

<肝臓>
今回35kmからの失速は、足の疲労だけが原因ではない。肝臓の痛みも原因である。足の疲労だけなら腕を振ってもっと速く走れた。しかし肝臓の痛みは激しくなれば歩くしかない。歩くことだけは絶対にしたくない。それがペースダウンせざるを得なかった理由である。1km5分30秒というスローペースまで落としたのにも関わらず、肝臓の痛みは若干残った。前半のオーバーペースで足だけでなく体全体が限界に近づいていたのだ。オーバーペースの恐ろしさを身をもって体験した。

<携帯電話>
プルルルル プルルルル 「もしもし…」レース中に携帯電話で話している人がいた。しかも3時間半を切るペースということで結構速い。この人すごいな。

<応援>
いびがわマラソンの応援はすばらしかった。あそこが素晴らしすぎるのである。比べると人数が少なく、静かな応援ではあるが、相手が悪い。こちらも温かい応援であった。

<私設エイド>
5kmごとの公設給水所とは別に、個人が好意でやっている私設エイドが多く、給水をこまめにすることが出来て助かった。今回は終了後、それほどたくさんの水分を体が必要としなかった。レース中に必要な分をきちんと給水できたということだ。水でもスポーツドリンクでも、一口飲めば再び力が出る。給水は重要である。

<車>
片側を車が通るというのは危険だし、排気ガスも気になる。日本はどの大会も道路規制が大変だが、できるだけこういうことはないようにして欲しい。短い区間ではあるが、2車線両側通行で路肩プラスアルファを走らされたのには驚いた。こんな大会は初めてだ。ぜひ改善して欲しい。

<白鳥>
すらっと背が高く、白いロングスリーブシャツ、白手袋に白い帽子。私と対照的にゆったりしたストライド走法で、走りに無駄がなく、非常に楽そうに走っている。この人、白鳥のようだ。走っている姿が美しい。きっと最後までこうやって楽に走るんだろうなと思った。しばらく抜きつ抜かれつしていたが、30km過ぎで歩いているのを発見。なあんだ、この人歩くのか。がっかり。

<ピンクの爺さん>
派手なピンクのユニフォームの爺さんがウォーミングアップしているのは見ていた。その爺さんに30km過ぎで抜かれた。70歳は過ぎていると思うのだが。信じられん。

<再び爺さん>
こちらも髪の毛真っ白。どう見ても70歳の爺さんに40km過ぎで抜かれた。畜生!こうなったら私も70歳で3時間半を切ってやる!

<2005年11月13日いびがわマラソン>
いびがわマラソンを走ってきました。大垣から近鉄揖斐線で北上、終点揖斐駅からバスで10分ほどで会場に着きます。前日は風が強くどうなるかと思いましたが、当日は風もなく、天気もよく、気温もほどほどですばらしいコンディションとなりました。揖斐川は波もなく、まるで湖のように静かに佇み、紅葉と相まってとても美しかったです。高低差128m、アップダウンの激しいコースとして知られ、自己記録更新は無理だと思っていましたが、結果は何と10分も短縮してしまいました。走り始めて1年2ヶ月、ようやく体が出来上がってきたという感じがします。暑い夏も走り続け、10月の月間走行距離は330km。野口みずき選手の「走った距離は裏切らない。」という言葉は本当かな?と疑問を感じながらもこつこつと走っていたことがこういう結果につながり、やっぱりあの言葉は本当だったのかと実感しています。さすがに35km過ぎからはきつく時間がなかなか経ってくれませんでしたが、終わった後の疲労度は前の2大会よりずっと少なく、筋肉痛はあるものの普通に歩けます。前の2大会はまだ体が出来上がっていなかったのだということをようやく理解しました。

ゼッケン12297
高尾 哲也
フルマラソン男子
10km: 50:52実
20km: 1:41:53実
30km: 2:31:57実
40km: 3:23:00実
GOAL: 3:34:24実
時刻:14:04:24実

<読者ランナー>
このページの愛読者の方と運よくお会いすることができました。とても温和な感じの方で、お会いできてよかったです。

<舗装>
ただでさえアップダウンがきついのに、舗装ががたがたのところがあり苦労した。早く舗装してね。

<あの人には>
いくら何でもあの人には負けないだろう。あんな太いおばさんに負ける訳がない。そう思いながらどんどん離された初マラソン。すごいな、あのおばさん!さすがに今回そういうことはなかった。

<足音>
足音の大きい方、エネルギーロスが大きく、故障の原因になりますよ。なるべく静かに走りましょう。

<煙草>
応援の方、煙草はやめてください。非常に大きく息を吸っているのです。煙を吸うと普段の数倍も気分が悪くなります。

<応援>
応援が非常にすばらしかった。特に子供達には力をもらった。ただしこういう時力を出しすぎると後で疲れるので気をつけないと。

<アップダウン>
高低表を見ると全体として中間地点まで上り、そこから緩やかに下るのだが、実際に走ってみるとアップダウンの激しいこと!これは大変。景色を眺めながら走るという点ではすばらしいコースだが、記録更新には向かない。

<下り>
実は下りは疲れる。スピードをセーブする方向にエネルギーを使いたくない。なるべく自然に落ちるように、重力に逆らわず、逆にそれを利用して下る。ただし、下りは足に負担が大きい。アマチュアはピッチ走法でちょこちょこと下るべきだ。

<ピッチ走法>
韓国で、そしてその後しばらくピッチ走法が続いた。その後左足首がよくなると、徐々にストライド走法に戻しスピードを上げた。しかし今回はフルマラソン。ストライドを大きくすると故障する危険がある。ストライドは狭くても気にしない。その代わりピッチは保つ。この作戦が見事に成功した。周りの人よりも明らかにピッチ走法。歩数が多い。これで上下動を少なくし、足の疲労を抑えることができた。

<無意識>
無意識というのは面白い。前日は全然スピードが出なかった。明日のレースに備えようと無意識のうちにセーブしているのだ。レース当日は楽に走っているつもりなのに、なぜか1km5分を切るようなタイムが出る。無意識にレースということに反応しているのだ。

<サングラス>
サングラスを壊してしまった。汚れていたので拭いていたら落として割ってしまった。サングラスは外で拭かないように気をつけよう。ナイキに持っていったら修理できるそうだ。購入してまだ半年、ただ無料かどうかは出してみないと分からない。格好いいのだが、1点で支えられているためもろさもある。

<トイレ>
男性トイレがやたらと混んでいる。みんな大に並んでいる。マラソンで走っていてお腹が痛くなるのは最悪の状況、絶対に避けなければならない。朝の習慣をつけることが重要だ。数千人規模の大会なので、トイレの数はもう少し増やして欲しい。

<水>
水分摂取はもちろん十分にしなければならない。しかし飲みすぎると途中でトイレに行きたくなる。トイレには行列ができていることが多く、かなりのタイムロスになる。
走り終えてからアミノバリューを1リットル、ミネラルウォーターを1リットル飲んだ。ようやく体の中を循環し始めたのは1.5リットルあたり。それまで体はただ水を吸収し続けた。今回はそれほど汗をかくことはなかったが、それでもこれだけ水分が欠乏している。途中でもできるだけ水分は摂取すべきだ。目に見えない、汗にならずそのまま肌から蒸発する水分や息から放出される水分のことも考えなければならない。

<汗>
私はあまり暑さを感じなかったし、汗もそれほどかかなかった。汗だくになって走っている人とコントラストが激しい。この気温であんなに汗をかいている人は、もっと暑い季節は大丈夫だろうか?

<綿>
さすがにあまりいないが、時折綿のシャツを着て走っている人がいる。綿はやめましょう。乾きが悪く体にまとわりつくし、風邪を引きますよ。

<服装>
最初はロングスリーブシャツ、ロングタイツで走るつもりだったが、エアロビをやっているうちに暑くなった。風もないので脱ぐことを決意。それからゼッケンを半袖シャツに付け替えた。結果は大成功。暑くもなく、寒くもない。日陰は若干寒さを感じたが大丈夫。下をロングタイツのままにしたが、これで丁度よかった。

<開会式>
招待選手紹介などやっていたが、トイレや服装、ストレッチなどこちらも忙しくてなかなか聞いている余裕がない。あれ?金さん、今日は来ているんだ。次の日曜日の高橋尚子選手を応援してくださいなどと喋っていた。

<エアロビ>
開会式後、エアロビ。最初は簡単だが、徐々に難しくなる。なかなか楽しい。私はあまり向かないが、エアロビで汗を流すというのもいい。

<足の故障>
筋肉痛はあるが、足を故障した感じは全くない。10月に20km走っただけで左足首を痛めたのはやはり走り方が悪かったのだろう。アマチュアはピッチ走法でできるだけ上下動を少なく、足への負担を最小限に抑えて走るべきだ。

<新幹線>
三連休でもないのになぜ満席?秋の行楽シーズンということ?事前に予約すべきであった。しかし帰りは時間が分からない。それでもある程度余裕を持って予測し予約すべきなのだろう。

<ピッチ走法>
なぜこのピッチ走法でこれほどのスピードが出るのか?1km5分前後のペースを最後まで保つことができた。なぜそんなことが可能だったのか、自分でもよく分からない。火事場の馬鹿力?レースでは思わぬ力が出るようだ。

<仮装>
仮装して走っている人もいた。お尻をお尻にぶらさげていたり。ゴール手前で鬼の衣装を着ている人に出会ってびっくり。この人この格好で3時間半ちょっとですか。すごいな。

<景色>
景色は本当にすばらしかった。しかしそれをずっと楽しむ余裕はなかった。楽しんでもほんの数秒、すぐに走ることに意識を戻さなければならない。路面が悪いところでは下を見ないといけない。足を挫いては台無しだし、ちょっとした段差が最後に影響することもある。走っている間は常に自分の体との対話である。42km走るのに、今この上り坂でこれぐらい筋力を使って大丈夫なのか。この下り坂でこれだけ衝撃があっても大丈夫か。常に対話し、考えながら走る。

<ランナー>
マラソン大会は全国のランナーが集まる日である。基本的には男が圧倒的に多い。年代としては30代から50代が多い。一目見てランナーと分かる人もいれば分からない人もいる。どちらが速いかといえば、一目見て分かる人の方が圧倒的に速い。分かる人は頬がこけていて、しかし不健康な感じではなく、むしろ鍛えて痩せているというのが伝わってくる。逆に分からない人はランナーとしては太い。走るというのは体重を移動させるということだから、軽い方が有利なのは言うまでもない。重いということは途中でのペースダウンや怪我につながりやすい。

<分析>
10km: 50:52実                    1km5分5秒
20km: 1:41:53実 10km〜20km 51分1秒 1km5分6秒
30km: 2:31:57実 20km〜30km 50分4秒 1km5分0秒
40km: 3:23:00実 30km〜40km 51分3秒 1km5分6秒
GOAL: 3:34:24実 平均タイム1km5分5秒

ペースダウンを全くしていない。自分の実力で、あのアップダウンの激しいコースで、このイーブンペース、このスピードが可能とは思えないのだが、なぜだ?30kmからは徐々に疲労してきた。35kmからはかなり苦しかった。ピッチだけは維持しようと思って走った。まさか全くタイムが落ちていないとは驚きだ。一体自分の体はどうなっているのか?

10月の走行距離
 1日 11km
 2日 11km
 3日 11km
 4日 14km
 5日 17km
 6日 14km
 7日 14km
 8日 仕事のため休み
 9日 15.2km
10日 所用のため休み
11日 19.7km
12日 10km
13日 10km
14日 雨のため休み
15日 韓国へ移動のため休み
16日 9km
17日 10.5km
18日 8.5km
19日 10km
20日 12km 日本へ帰国
21日 14km
22日 14km
23日 14km
24日 14km
25日 11km
26日 11km
27日 11km
28日 11km
29日 11km
30日 11km
31日 11km
合計329.9km。
10月はよく走った。そして苦労した。左足首を治すのに20日間もかかってしまったが、いろんなことを考えるいい機会になった。


<2005年4月17日 第15回かすみがうらマラソン大会>



種目 フル30〜39歳男子
ナンバー 1774
記録 3時間46分33秒(オフィシャルタイム)
    3時間44分26秒(プライベートタイム)
総合順位 4842人中 881位 上位から18%
種目順位 1098人中 232位 上位から21%
このひょろひょろとした筋力のない体でまさかこんなところまでいけるとは思わなかった。自分でも意外。マラソンでは軽さは大きな武器だ。現在の体重52.5kg、体脂肪率5.8%。それと毎日こつこつと走って月間走行距離を伸ばす。これも重要。それに今回は、「上り坂は頑張るな。」「足が疲れたら腕で走れ。」などの知識や前回のマラソンの経験も生きた。

【筋肉痛】
2日経ったがまだ痛い。まともに歩けない。まだしばらくかかりそう。

【日焼け】
日焼け止めクリームを顔と腕に塗った。足はまあいいやと思って塗らなかったらかなり焼けてしまった。足にも塗るべきであった。赤くなり、シャワーを浴びると痛い。顔と腕は赤くはならなかったが、やや黒くなった。

【暑さ】
暑い!途中意識朦朧としてふらふらと走っているランナーもいた。サングラスと帽子は必須。帽子はできれば白いものがいいと思う。帽子を被っていない人、サングラスをしていない人が大勢いたが、みんな日射病や紫外線の目への悪影響などを甘く見ているのではないか。途中私も意識がやや遠くなった。

【上り坂を頑張らない】
今回はこの知識が生きた。前回の館山では30km前後にかなりきつい上り坂があり、そこで頑張ってしまった。それがたたって32kmで足の筋肉が終了。今回はとにかく上り坂は頑張らないと心に決めて走った。前半に何度かアップダウンがあったが、館山よりは大分楽。それも今回のタイムが前回よりもいい一因だ。

【気のせい作戦】
30kmを過ぎたら気のせい作戦。足が疲れた?それは気のせいだよ。これでしばらくいける。

【足が疲れたら腕で走る】
腕を振れば足は動く。気のせい作戦でも駄目になったら、今度は腕で走る!今回は35kmから。

【足が死んだ】
39kmでついに足が死んだ。もう頑張るしかない。ここからの1kmの遠いこと!まだなの、40kmは?

【ペース】
ランニング用の時計を埼玉の自宅に置いてきてしまったので、正確な分析はまた後日。ここでは記憶に残っている範囲で書きます。
最初の5kmは自由に走れない。そのためそれほど速くない。1km5分25秒ぐらいかな。
その後徐々に集団がばらけてきて自分のペースで走れるようになる。体もほぐれてきてタイムが上がる。1km5分8秒など。これぐらいなら問題ないが途中1km4分58秒というタイムがあって驚いた。これは調子に乗りすぎだ。
その後20kmぐらいから徐々にタイムが落ちる。1km5分14秒など。まあしかしいいペースだ。
30kmからはさらに落ちる。1km5分25秒前後。しかし今回はここから39kmまでずっと1km5分25秒前後のペースを維持できた。今回タイムも順位も大幅に向上したのはこれが大きい。前回は足が死んでから最後10kmは1km5分45秒ぐらいかかっていた。抜く数よりも抜かれる数の方が多い状態。それに対して今回は10人抜いて一人に抜かれてという具合。これは気分がいい!みんなこんなひょろひょろしたのに抜かれたら気分が悪いだろうなあ。

【ペース2】
今回全体のペースを平均すると1km5分19秒。よくこのペースで走れたなあ。自分に感心する。
参考までに、1km5分15秒で走れば3時間41分台、1km5分30秒で走れば3時間52分台、1km5分45秒で走れば4時間2分台となる。つまりサブフォーランナーとなるには、遅くとも5分30秒ペースでは走った方がいい。

【応援】
前回の館山は沿道の応援がすばらしかった。それに比べると人は少ないが、私設エイドに梅干、グレープフルーツなどが並んでいたり、手製のタンバリン、打楽器などでの応援などはうれしかった。

【風景】
広々とした田園地帯。霞ヶ浦のもっと近くを通るのかと思ったら、思ったよりも距離があった。眺めを比較すれば、太平洋の向こうに富士山を眺めながら走る館山の方がいい。もちろんここ霞ヶ浦もなかなかのコースだ。

【運営】
館山はトイレの数が多く、しかも事前に地図を配ってくれた。今回はトイレ地図はなく、数も少なかった。
シューズにチップをつけそれによってタイムを計測するという点は同じ。もはやこのチップを使用しない大会に出る気はしない。
今回はゴール後、係りの人がゼッケン番号をパソコンに打ち込むと自動的にタイムや順位が記録された完走証が印刷された。これはすごい!

タイム詳細

0〜5km 27分2秒 1km5分24秒
5〜6km 5分7秒
6〜9km 15分22秒 1km5分4秒
9〜10km 4分59秒
10〜11km 5分3秒
11〜12km 5分9秒
12〜14km 10分8秒 1km5分4秒
14〜15km 5分6秒
15〜16km 5分9秒
16〜17km 5分17秒
17〜18km 5分13秒
18〜19km 5分13秒
19〜20km 5分14秒
20〜22km 10分37秒 1km5分19秒
22〜24km 10分47秒 1km5分24秒
24〜25km 5分21秒
25〜26km 5分17秒
26〜28km 10分40秒 1km5分20秒
28〜30km 10分40秒 1km5分20秒
30〜32km 10分46秒 1km5分23秒
32〜33km 5分21秒
33〜34km 5分26秒
34〜35km 5分27秒
35〜36km 5分26秒
36〜38km 10分55秒 1km5分28秒
38〜40km 11分5秒  1km5分33秒
40km〜42km 11分17秒 1km5分38秒
42km〜42.195km 1分10秒
トータル3時間44分26秒

全体に非常にいい感じである。最初の5kmは人が多すぎて自分のペースで走れない。まあどのレースもこんな感じ。ウォーミングアップと思えばいい。その後は極めて順調。20kmあたりから足がやや疲れたのがタイムからも分かる。今回は39km付近で足が死んだ。やはりその後のタイムは遅い。できれば最後まで足が生きている状態でレースしたいものだ。
あれから10日も経つのにまだダメージが残っている。前回よりも楽に走れたのになぜ?とにかくマラソンというのは大変な競技だ。しかし誰にでもできるものではないから面白い。今後も健康に気をつけながらほどほどにやります。

レース前日、それまでの走行距離を振り返る。

<3月>
 1日 8km
 2日 16.5km
 3日 6km
 4日 8km
 5日 8km
 6日 8km
 7日 8km
 8日 9.2km
 9日 9.2km
10日 8.5km
11日 熱のため休み?
12日 8.5km
13日 沖縄に移動し観光
14日 8.5km
15日 9km
16日 沖縄観光
17日 10km
18日 8km
19日 8km
20日 8km
21日 8km
22日 8km
23日 8km
24日 雪のためお休み
25日 定期演奏会本番のためお休み
26日 8km
27日 15km
28日 15km
29日 14km
30日 11km
31日 11km
トータル247.4km。月間走行距離としては十分。できれば30km走などフルマラソンに向けて長い距離の練習も入れておきたいところだ。ランニング=人生という感じ。このハードスケジュールの中休んだのが5日間。旅先でもよく走っている。

<4月>
 1日 8km
 2日 8km
 3日 雨のためお休み
 4日 8km
 5日 8km
 6日 11km
 7日 9km
 8日 9km
 9日 9km
10日 9km
11日 9km
12日 8km
13日 8km
14日 7km
15日 5.5km
16日 5.5km
トータル122km。半月としては十分。ただ、ここ1週間徐々に距離を落としているのがもどかしい。もっと走りたい!この欲求不満を明日のレースにぶつけるのだ!

<2005年1月30日 第25回館山若潮マラソン>



バックに富士山。最初の10kmほどはこの富士山を眺めながら走った。
さて、レースを振り返ろう。

0〜5km     26分39秒  1km5分20秒
5〜10km    25分41秒  1km5分8秒
10〜12km   10分21秒  1km5分11秒
12〜14km   10分20秒  1km5分10秒
14〜15km   5分3秒    1km5分3秒
15〜16km   5分16秒   1km5分16秒
16km〜18km 10分27秒  1km5分14秒
18km〜20km 10分39秒  1km5分20秒
20km〜22km 10分44秒  1km5分22秒
22km〜24km 11分5秒   1km5分33秒
24km〜25km 5分29秒   1km5分29秒
25km〜26km 5分30秒   1km5分30秒
26km〜28km 11分6秒   1km5分33秒
28km〜30km 11分16秒  1km5分38秒
30km〜32km 11分45秒  1km5分53秒
32km〜34km 11分30秒  1km5分45秒
34km〜35km 5分44秒   1km5分44秒
35km〜36km 5分40秒   1km5分40秒
36km〜38km 11分38秒  1km5分49秒
38km〜40km 11分29秒  1km5分45秒
40km〜42.195km 12分29秒  1km5分41秒
トータル 3時間50分3秒

前日の夜はホテルで食事。ご飯を3杯お代わり。カーボローディングは十分。
夜雨が降り、その後猛烈な風。窓が薄く、激しく揺れてすごい騒音を放ち、熟睡できなかった。そういう意味では安ホテルである。夕食、朝食もまあ大したことはない。しかしその立地は素晴らしいの一言!朝食は海とその向こうの富士山を眺めながら。その後部屋に戻りマラソン用の甘いゼリーで強制カロリー摂取。1本130kcal、3本で390kcal。それとVAAM。会場まで徒歩10分。帰りはお風呂を借りたし、絶好の立地である。会場でさらにこのゼリーを2本とVAAM。260kcal。それからトイレ。トイレは男女とも混んでいる。8分ほど並んだだろうか。そしていよいよスタートラインへ。スタートラインといってもフルマラソン参加者だけで3000人以上。実際のスタートははるか前方である。私は初マラソンなので後ろの方なのだ。いい位置を確保するためには陸連に登録し、記録を公認してもらい、それを各マラソン大会主催者に提出しなければならない。ただし実際の記録はシューズに装着するチップで計測するため、後ろにいるから2〜3分損するということはない。
いよいよスタート!最初の5kmは1kmあたり5分20秒かかっているが、これは人が多すぎて追い抜けず、自分のペースで走れなかったためだ。5kmから10kmは1kmあたり5分8秒。少し速いが本当は最初からこれぐらいで走りたい。この辺りは素晴らしい眺め。どこまでが東京湾でどこからが太平洋かはよく分からないが、雄大な海、そしてその向こうに富士山。楽しみながら走った。
しかし調子に乗ってはいけない。14kmから15kmの5分3秒というのを見てやばいと思った。速すぎる。これはフルマラソンなのだ。もっとゆっくり走ろう。そんなに速く走っているつもりはないのだが、やはりレースというのは自然と速くなってしまうもののようだ。その後1km5分15秒ぐらいに落ち着かせる。
28kmまで徐々にペースが落ちているが、これは後半のことを考えて意図的に落としている。
今回はポケットに上記のゼリーを3本入れ、10kmごとに食べた。そのためエネルギー切れで走れないということは全くなかった。事前に食べた5本もかなり効いている。
服装も成功した。私ぐらいの速さでこの気温だと、今回のウィンドブレーカー、ロングタイツ、帽子、手袋というスタイルで丁度いい。これより薄着の私と同じぐらいの速さの人は寒がっていた。自分のペースと気温、風速を客観的かつ総合的に判断しなければならない。
さて問題の28kmから32kmの激しいアップダウンである。30kmから32kmが5分53秒かかっているが、これは仕方がない。T響のベテランランナーUさんから伺っていたが、やはり歩いたり止まったりするのは若い人だ。28kmまではほとんどがそうだった。彼らは要するに考えが甘いのだ。そう簡単にフルマラソンが走れるものか。フルマラソンを走ろうと思ったら、4ヶ月以上、月間200km以上の練習量はどうしても必要なのだ。そして若い人ほどフォームが悪い。大体ひょこひょこと上に飛び跳ねている。これはエネルギーロスが大きく、膝への負担も大きい。きちんとフルマラソンのための走りこみをしていれば、自然とフォームはもっと効率的で体への負担の少ないものになるはずだ。そう思いながらこの30km地点へ。ここまではまだ余裕がある。しかし最後の急坂で、真面目に取り組んでいるはずの、フォームからも体つきからもそう思えるのだが、そういう40代、50代の人たちが次々と歩き出す。これはきつい。そして32kmで足からお尻にかけての筋肉が終了。ここから長い旅が始まる。
32km以降1km5分45秒前後かかっているが、これ以上は無理。足を騙して走っているようなものだ。何とかもうちょっと頑張ってくれ!お願い!足の筋肉と会話し、なだめすかして走った。攣ったら終わり。着地はできるだけソフトに。白線にすら乗りたくない。マンホールも避けよう。できるだけ平坦なところを選んで走ろう。一歩一歩にかなり気を使った。
そしてゴール。よかった。何とか持った。歩かず止まらず、42.195kmを走りとおすことができた。そしてタイムは3時間50分3秒。目標である4時間をクリアできた。マラソンに真面目に取り組んでいる証、サブフォーの称号を手に入れた。ゴールして10分ほど動けなかった。終了しているはずの足の筋肉を騙して10km走った。よくこんな状態で走れたなというぐらいひどい疲労。32kmからのきつさや達成感が入り混じり、涙が出てきた。感動。これほどの深い感動は人生のなかでそう何度もあるものではない。真面目に練習してきてよかった。音楽もマラソンも同じ。練習が全て。練習は正直だ。
さて、次回の目標。4月、5月あたりにハーフ、フルと走ってみたい。ハーフは前回よく分からずゆっくり走りすぎた。実は今回フルマラソンのハーフ地点での記録が前回のハーフの記録を上回っていた。ハーフはフルとは全く別の種目。最初からもっともっと速く走るべきだ。記録は5分は短縮できるはずだ。そしてフルマラソン。こちらの第1目標は30kmからゴールまでをもっと楽に走ること。そのためには定期的に30km走や2日連続の20km走などが必要。とにかく長い距離にもっと慣れておく必要がある。今回は距離としての練習量は足りているのだが、長い距離の練習が足りなかった。そしてタイムだが、これは短縮するのは結構厳しい。しかし、かなりクリアするのが難しい目標ではあるが、3時間45分を設定しておこう。なんだフルマラソンでたった5分?と思われるかも知れないが、実際にはこの5分を縮めるのはかなり大変なことなのだ。
実はフルマラソンで4時間を切るというのは、きちんと練習(4ヶ月以上、月間200km以上)さえすれば誰にでも達成可能なことだそうです。今の世の中、これほど感動することも少ないと思います。また、走るというのは始めるととても楽しい。これほど短い時間で効率よくダイエットできる運動もあまりないし、抵抗力がつき風邪を引きにくくなります。皆さんも走ってみませんか?

公式記録が出ました!
http://www2.city.tateyama.chiba.jp/Guide/?tpcid=38&stoid=3963
第25回館山若潮マラソン男子35〜49歳の部
登録数 870人
完走者数 628人
私のタイム 3時間51分57秒
私の順位 310位

あまり大したことはありませんが勘弁してください。
スタートラインでストップウォッチのスイッチを押したのですが、どうも「スタート」の掛け声と共に計測が始まっているような気がします。実際はどうなんでしょう?



1月の走行距離を振り返る。

 1日   24km
 2日    8km
 4日 15.5km
 5日 12.4km
 6日    8km
 7日   10km
 8日    8km
 9日    9km
10日    9km
11日 14.5km
13日  9.5km
14日  7.8km
16日   21km(ハーフマラソン)
18日 10.2km
19日   10km
20日   10km
21日    5km
22日   11km
23日   11km
24日   11km
25日    8km
26日    8km
27日    8km
28日    8km
30日 42.195km(フルマラソン)

トータル30日のフルマラソンを除いて256.9km。距離的には十分だし、長い距離も走っているんだけどなあ。それでもフルマラソン30km以降がきついというのは困ったことです。