2005年9月10日

大波止にある文明堂本店。ものすごい存在感だ。



文明堂の車はカステラ色である。



路面電車で平和公園へ。これは長崎の鐘。



次に浦上天主堂へ。中ではお葬式が行われていた。合唱には感動がある。サンクトペテルブルグではどの教会に行ってもプロレベルの4人を中心とした合唱が行われており、そのレベルの高さと、とても長い間社会主義国だったとは思えない信仰心の深さに感動した。このお葬式での合唱はプロが主導していないためそこまでのレベルではなかったが、長崎におけるキリスト教信仰の根の深さを実感した。



長崎原爆資料館へ。焼け焦げた母子の写真や、母の死を語る文章には心を揺さぶられる。今朝出発前に見たのはアウシュビッツに関する番組だった。人間が人間に対して、ここまでおぞましい行いをすることができるのだ。人類の歴史は殺戮の歴史である。チンギス・ハーンは大虐殺者だし、スターリンもポル・ポトもそうだ。残念ながらそれが人間の本質なのだ。これからはそうした悲劇は起こって欲しくない。一人一人が平和で幸せに暮らせるように、人類全体が知恵を出し合い協力して未来を築いていかなければならない。
平和祈念館へ。建物が非常に美しい。テーマは水。被爆した人々が水を欲したことに由来する。水の揺らぎが光となって建物に映し出され、天窓から取り入れた光がガラスを美しく照らす。コンクリートは木材を型にし、思わず触りたくなる質感になっている。

稲佐山展望台へ。まず長崎駅からバスでロープウェイまで。そこからロープウェイで5分。美しい景色を堪能したが、どうやら夜景の方がきれいなようだ。山頂まで走って登ってきたらしき50歳ぐらいの男性。高低差333m。歩いてもそう楽ではないだろうに。すごいな。

左手前が港、右手前は長崎水辺の森公園。ここは最高のランニングコースだ。走っている人も多い。特に夜景の美しさには何度走っても感動する。



これも展望台からの眺め。