ちゃんぽん

2005年9月8日
夕食はホテルの手書きの地図にお勧めと書いてあった「江戸びし」という店へ。そこで特製ちゃんぽん(950円)を食べる。600円の普通のちゃんぽんとどう違うのか興味のあるところだ。さすが特製というだけあって、エビ、ホタテ、イカ、きくらげ、などなど書き切れないほどの具材が山盛り。味は薄味。私は基本的にラーメンを食事とは思っていないが、この長崎ちゃんぽんだけは許せる。塩分や油を抑え、野菜などの具がたっぷり。栄養面では完璧な食事である。しかし、麺はぶつぶつと切れるし、スープは魅力に乏しい。それほど大した味だとは思わない。あの物々しい感じの文明堂裏。観光客はまず来ない立地。地元のサラリーマンでにぎわっていた。私の評価が厳しいのは香川県出身でしかも音楽家だからだろうか。ランク外、写真なし。

9月9日
グラバー園の帰りに四海楼でちゃんぽんを食べる。昼食べに行った数人に薦められた。まずその建物がすごい。唖然とするほどである。味はすばらしいの一言。何といってもスープが美味い!やっぱりラーメンはスープで決まる。私は香川県人なので麺には相当うるさいが、ここまでスープが美味いと麺にも甘くなる。やはり塩分は控えめの上品な味。しかし飲んだ瞬間思わず笑ってしまう。この快楽はどこから来るのか。豚骨によるとろみと甘み、そこに控えめの塩味、豚バラ、イカ、野菜の味が絶妙のバランスで混ざる。長崎に来たらここは外せないだろう。私が選ぶちゃんぽんNo.1!



四海楼のビル。まるで漫画に出てくるような建物だ。海岸沿いに立ち、眺めは抜群である。



9月10日
長崎駅まで戻り昼食。今回のテーマはちゃんぽん。駅近くの飛龍園へ。適当に入ったので期待していなかったが、美味くてびっくり!スープは昨日の四海楼に匹敵する。炒めたキャベツに若干焦げ後があるあたりに庶民的な感じがあるが、質はかなり高い。スープを昨日同様全て飲み干した。大満足である。私の選ぶちゃんぽんNo.3!



9月10日
4時から7時までヤマハで練習。帰りにお勧めちゃんぽんを教えてもらう。
中華街はまるで異国。江山楼が有名だがその向かいがうまいとのアドバイスを受けて、向かいの宝来軒というお店へ。ソボロちゃんぽんを注文。ものすごい量。しかも麺ではなくその上に乗っている具の量がすごい。ここはキャベツではなく白菜を使うのが特徴。若干塩味が強めだが、スープは美味い。しかし白菜は淡白すぎ、その白菜を炒めた油が入りすぎているように感じる。塩味も強すぎ。私はスープを飲み干したくなるちゃんぽんが食べたい。ランク外。



長崎新地中華街。この先に中華料理店や中国の食材を扱うお店、中国のお土産を扱うお店などが立ち並ぶ。



9月11日
昼食は、昨日行かない方がいいと言われた江山楼で特上ちゃんぽんを食べる。観光客が集団で次々と訪れ、明らかに観光客で成り立っている。しかしその味は昨晩入った向かいの宝来軒とは比較にならない。こちらの方が格段に美味い。スープの味は濃厚なのだが塩と油は控えめで、これなら飲み干せる。その味わいは四海楼とどちらが上か判断に迷うほどである。今回は特上を頼んだが、特上を頼むべきかどうかは疑問だ。フカヒレはそのまま食べても大して美味くはない。スープと一緒に食べるとしかし非常に美味い。要するに味付け次第でどうにでもなるのだ。若干スープの味付けが濃厚すぎ飽きを感じたため四海楼に軍配を上げるが、レベルの高さは素晴らしい。私が選ぶちゃんぽんNo.2!