2006年11月26日つくばマラソン

5578
高尾 哲也
42.195km男子
GOAL: 3:36:39実
NET: 3:34:03実
時刻:13:06:39実

<84歳>
帰りに70歳以上の部の表彰をしていた。
1位は84歳の女性!
タイムは4時間44分!
すごすぎる。
フルマラソンですよ、フルマラソン!
しかも5時間切ってる。
信じられん。

<トナカイ>
15km付近でトナカイに抜かれた。
くっそー!
走るたびに尻尾を振りやがって、この野郎!
嘘です。
怒ってません。
楽しんでます。
30kmで追いついた。
さすがに仮装で疲れたか。

<女子高生>
大男がかつらとセーラー服で女子高生に扮し、疾走。
たすきには、「目指せ!3時間29分!」と書かれていた。
私の目標と同じだ。
彼はしばらく抜きつ抜かれつしていたが、25km付近で抜かれてからは追いつけなかった。
目標は達成できただろうか。

<白鳥>
これも男。

<まどろみ走法>
10kmから28km付近までは寝ながら走っていた。
それでももちろん1km5分は切ってましたよ。
全身の力を抜き、リラックスし、目も半分は閉じた状態。
腹筋が痛くて止むを得ずやった側面と、どうせ終盤足が疲れるだろうからエネルギーを蓄えておこうと積極的に行った側面がある。

<睡眠>
すごい睡眠だった。
昨晩11時就寝。
今朝7時の目覚ましで意識が戻る。
それまで一切の記憶がない。
普通夢を見たり、目が覚めたりして、寝ている途中の記憶があるのだが。

<リンパ腺>
左顎下側のリンパ腺が押さえると痛い。
熱が出そう。
昨日は寒かったからなあ。
早く寝よう。

<短パン>
20km付近でランナー同士の会話。
「どう?大分温かくなった?」
短パンの選手「いや、まだ寒いね。」
昨日は寒かった。
この気温の中、3時間半前後のタイムの選手が短パンでは寒いよ。
私はロングスリーブシャツ、ロングタイツ、手袋。
手袋は一度外したが、途中で寒くなり再び着用。
結局ゴールするまでしていた。

<走る>
スタート地点まで750m。
そこを選手全員が走る。
ウォーミングアップという意味もあるし、寒いということもある。
しかし、これから42.195kmを走ろうという選手達が、レース前に全員走っている光景は凄い。

<トイレ>
このマラソンはフルマラソンだけで1万人規模。
トイレはかなりの数を用意しているが、全く足りない。
数倍は必要だ。
特に、女性と男性大は、並んでいるうちにレースが始まってしまう。
仮説トイレの経費もかなりかかるだろうから大変だろうが、改善を望む。
選手側の視点としては、朝の習慣が非常に重要だ。
私は朝起きたらまずコップ1杯の水(冬場はお湯)を飲む。
それと、必ず家で朝食をとるようにしている。

<応援>
さすが人工都市。
応援は少ない。
元々人があまり住んでいないのだから仕方ない。

<タイム詳細>
号砲からスタート地点まで 2分29秒
0〜5km 24分23秒 1km4分53秒
5km〜10km 23分19秒 1km4分40秒
10km〜15km 23分52秒 1km4分46秒
15km〜20km 24分25秒 1km4分53秒
20km〜25km 24分45秒 1km4分57秒
25km〜30km 25分32秒 1km5分6秒
30km〜35km 26分35秒 1km5分19秒
35km〜38.195km 16分56秒 1km5分18秒
残り4km〜3km 5分53秒
残り3km〜2km 5分49秒
残り2km〜1km 6分12秒
ラスト1km 6分21秒
やっぱり問題はラスト4kmだ。
どんなにタイムが落ちても、1km5分10秒台は維持したい。
できれば1km4分台を維持してフィニッシュしたい。
そのためにはもっと長い距離の練習が必要だ。
分かってはいるのだが、なかなかできない。
今回のコースは、距離表示が少なすぎる。
5kmごとでは困る。
スピードの微調整ができない。
5kmから10kmでは、どうも腹筋が痛くて、今日は調子が悪くて駄目だなと思っていたのだが、実は思ったよりもスピードが出ていたことが原因だった。
まさか1km4分40秒で走っているとは思わなかった。
レースというのは普段とは違うスピードになってしまう。
こういう時、1kmごとの表示があれば安心できるし、調節できる。
こうやって全体を見ると、タイムの落ちは練習量を見事に反映しており、実力どおりの走りだと言える。
つまり、この程度の練習では3時間半は切れないということだ。
実はそうだろうなとは思っていた。
要は、3時間半を切る練習をするかしないか、ただそれだけの問題である。

<腕の疲れ>
腕が疲れている。
特に右手薬指が、トリルの時などに痛む。
腱鞘炎に近い。
これはまずい。
CW−Xロングスリーブシャツ・プロモデルが原因だと思っていたのだが、よく考えるとそれで薬指が痛くなるはずがない。
CW−Xが原因なら、左右同じような疲労になるはずだ。
実はこれは、一昨日のチャイコフスキー作曲交響曲第5番が原因だ。
本番で作曲者の情念に突き動かされて思いっきり吹いてしまったのだが、その時に普段よりも楽器を上げて吹いていた。
この曲は全楽章A管。
トスカのA管は重い。
その負担が右手薬指に来てしまったのだ。
トスカのA管をずっと持って演奏することは不可能。
必ず腱鞘炎など腕を壊してしまうだろう。
立って吹く時はストラップ、座って吹く時は膝に挟む。
指を痛めないように気をつけないと。

<回復>
フルマラソンから2日、まだ足に筋肉痛は残るものの、すでに普通の人よりも歩くスピードは1.5倍から2倍と、普段のスピードに戻った。
上り階段は2段飛ばし。
エスカレーターもじっとしていられず、上ってしまう。
1月の勝田マラソンも、4月の長野マラソンも、かなり足を壊してしまった。
足への負担の少なさから言えば、今回のレースこそが成功であり、1月と4月は失敗だとも言える。

<シューズ>
その原因はシューズにある。
1月と4月はレーサー2を履いた。
このシューズは、軽くてスピードが出るのはいいのだが、薄く着地の衝撃が大きい。
スピードが出るということと、この着地の衝撃の大きさが原因で足を痛めてしまうのだ。
今回はカタナ・ケージ2。
しかもずっとそれで練習してきた。
レーサー2よりは若干重いが、その分クッション性がいい。
それにそんなに速いスピードが出ても、後半にそのつけが回ってくるのでよくないのである。

<腹筋>
まだ腹筋に疲労感が残っている。
走るということはかなり腹筋を使うのだということを再認識した。
先日のハーフで腹筋上部を鍛える必要性を知り、その後は毎朝普通の腹筋に加えて、腹筋上部、腹筋右上部、腹筋左上部、それに腹筋下部を鍛えてきた。
これまで痛くなるのは決まって腹筋右上部だったが、今回は痛みが腹筋右上部から中央部など各所に起きた。
これが鍛えた成果なのかどうか。
とにかくこの程度の筋トレでは全く足りないということがよく分かった。
今度からは可能な限り回数を増やして鍛えよう。

<楽器の練習>
フルマラソン後、帰宅してからはもちろん楽器の練習をしました。
これまでフルマラソン後練習しなかったことはありません。
これが本業ですから、当然のことです。